先週の結果

先週は、米株式はインフレピークアウト期待で上昇するものの、週末の日経平均は急激な円高で反落

 先週の予測では、連休明けの先週の動きは、米国の経済指標の動向でインフレのピークアウトが確認できるかどうかが注目になるとしました。特に12日の米12月CPIを待つことになりました。

 連休明けの日経平均は、2万6,000円台で始まると予想されましたが、円安が継続しなければ2万6,000円台では上値の重い展開になるとしました。

 結果的にNYダウは、インフレのピークアウト期待から米株式は上昇を続け12日(木)の12月CPIでインフレ減速が確認され、NYダウは3日続伸、ナスダックは5日続伸となりました。しかし、長期金利の低下によってドルが売られ、この日の円は128円台後半まで下げました。

 連休明け10日(火)の日経平均は、前週末のNYダウの+700ドルの上昇を受け、+201円の2万6,175円と4日ぶりに2万6,000円台を回復し、11日(水)も米国株の上昇を受けて、一時+304円の2万6,479円まで上昇し、終値は+270円の2万6,446円でした。

 12日(木)は、米国ではインフレピークアウト期待で長期金利が低下し、円が131円台半ばまで買われ、日経平均は2万6,547円まで上昇するものの、上値重く+3円の2万6,449円で引けました。半年ぶりに5日続伸となったものの、円高基調で日経平均の上値は重い展開でした。

 週末13日(金)は、前日の米国市場で12月CPIの結果を受けて、インフレ減速の確認がなされ、来月初めのFOMCでは、利上げ幅0.25%の見通しから、ドルが売られ円が一時128.89円の高値をつけ、これを受けて日経平均は、前場は▲358円の2万6,090円の安値をつけました。

 ファーストリテイリング1銘柄で▲217円押し下げていますが、全体では▲330円の2万6,119円でした。高値は2万6,409円で安値は2万6,090円となりました。

 先週、分析していましたが、円が下放れとなっており、下値確認の動きとなる可能性があります。

 13日(金)の米国市場は、引き続きインフレ指標の鈍化を受けた利上げ減速期待が支援となり、ミシガン大学の1年先期待インフレ率が低下したことで、1月31日~2月1日のFOMCでの利上げ幅縮小見通しが続きました。

 NYダウは+112ドル、ナスダックは+78Pと6日続伸となりました。しかし、為替は1ドル=127円後半の円高となったことで、シカゴ日経先物は▲290円の2万5,790円でした。