高配当株50指数の主力銘柄をチェック

 高配当株に投資を実践する場合、自ら個別銘柄を選んで投資する、あるいは複数銘柄を選んで分散投資することも可能です。

 図表2は、日経平均高配当株50指数を構成する銘柄のうち時価総額上位10銘柄を一覧したものです。

 配当利回りが比較的高いこと、予想PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が比較的低いことに加え、一覧した全ての銘柄の株価が「年初来騰落率」でプラスとなっている(上昇している)ことが分かります。

 主力銘柄群の中から業種を分散して複数銘柄を買い付けることにより、資金ニーズやお好みに合わせて「お手製の高配当株ポートフォリオ」を構築することが可能です。

 ただし、こうした銘柄選別を試みる場合には、今期だけでなく来期以降も配当額を維持、あるいは増配が期待できるかどうかなど、業績見通しのチェックを極力実践することをお勧めします。

 こうした銘柄選別作業に手間やリスクを感じるなら、比較的少額から購入できるインデックスファンドを活用して幅広く分散投資することを検討したいと思います。

<図表3>高配当株50指数の主力銘柄と年初来騰落率

*予想PER、PBR、配当利回りは市場予想平均
(出所)Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2022年12月1日)