今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは140.70

下値メドは136.58

外貨準備:ユーロの地位急落。世界の外貨準備に占める割合が20%以下に縮小
外貨準備:ドルとユーロ割合、10年前の90%から79%に縮小。差を埋めるのは人民元
中国:中国の不動産市場、中国GDPの1/4占める。
中国:不動産部門の負債7.8兆ドル相当。中国のGDP1/2、ドイツGDPの2倍に相当
ブラックフライデー:オンライン売上高は過去最高の91億2,000万ドル(約1兆2700億円)
ブラックフライデー:売上の半分がスマホ経由。後払い決済(BNPL)激増はインフレも理由
雇用統計:求人数がこれまでの約2倍から1.5倍近くまで低下。数年後の成長鈍化の兆候
日銀:政策変更、早くて1年後か
金価格:暗号資産の崩落で、金、銀が買われる
米中間選挙:民主党健闘はやや「リスクオフ」
FRB:カンザスシティ連銀ジョージ総裁、来年1月に引退
米中対立:米、中国製太陽光発電部品1000件超を輸入差し止め。ウイグル人権問題巡り

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は今夜(日本時間明日未明)、「米経済見通しと雇用市場」というタイトルでスピーチを行う。12月FOMC前の最後の発言であり、また雇用統計直前でもあるので、マーケットを動かす材料になりそうだ。

 12月の利上げは0.50%に「減速する」というのがマーケットのコンセンサスになっている。パウエル議長がそれを認めるのか、それとも0.75%のリスクが再浮上するのか。インフレ見通しに楽観的なマーケットと慎重なFRBに挟まれて方向感を出せずにいるドル円も注目している。

 その他にも今夜は、米GDP(国内総生産:改定値)や欧州の消費者物価指数など、多くの経済データが発表される。発表予定にちぃては今週の注目経済指標をご覧ください。

 11月29日(火曜)のドル/円は「円高」。
 1日のレンジは137.86円から139.35円。値幅は1.49円。 

 2022年237営業日目は138.92円からスタート。先週発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の11月会合の議事録では「引き上げペースの減速が近く適切となる可能性が高いと判断した」と記されていた。CPI(消費者物価指数)も下落する予想が増えるなかで、FRB利上げに対する警戒感が薄れ、9ヵ月間続いてきたドル高もそろそろ終了とのムードが漂いはじめている。

 高値は東京時間昼前につけた139.35円まで。前日28日の高値(139.60円)に届かないまま売りが優勢になり、夜の初め頃には138円を下に抜けると、137.86円まで下落した。
その後はやや戻して終値は138.68円(前日比▲ 0.22円)。

レジスタンスは、
139.35円(11/29)
139.80円(200時間移動平均)
139.42円(11/28)

サポートは、
137.86円(11/29)
137.49円(11/28)
136.19円(08/26)

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成