今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは148.70

下値メドは143.60

日銀:政治的動機による金融政策に批判も 
日本経済:景気回復鈍い。新型コロナ後のモノからサービスへの需要移動が進まず
雇用市場:求人広告が増えているのは掲載料が格段に安くなったことも理由
中国:遺伝子組み換え作物を促進
FRB:フォワードガイダンスは死んだ。FRB は言うことと全く違うことをする。
FRB:FRBの発言は市場の理解を深めずボラティリティを高めるだけ
中立金利:FRBの中立金利は、名目インフレの0.5%上
米経済:1年以内のリセッション確率は60%超まで悪化
エネルギー:政府が価格上限設定をすると節電が進まないというジレンマ
経済指標:通貨市場は速報値により反応するが、株式市場は確報値を重視

 今日は日銀の金融政策決定会合だ。

 この日ドル/円は円高に動き、今週月曜の介入直後の水準(145.41円)も下回った。「大規模緩和続けると言っても大丈夫だな…」と、黒田総裁は安心しているかもしれない。

 10月27日(木曜)のドル/円は3営業日「円高」。
 1日のレンジは145.10円から146.94円。値幅は1.84円。 

 2022年214営業日目は146.32円からスタート。全般的なドル売りの流れのなかで、146円を下に抜けたドル/円は、昼過ぎには145.10円まで円高に動いた。しかし145円台に沈む手前で方向転換すると夜遅くには146.94円まで大きく上昇する。

 終値は146.26円(前日比▲0.11円)。この日発表された米国の第3四半期GDP(国内総生産)速報値は+2.6%で、3期ぶりにプラス成長に戻った。米長期金利が3.90%まで低下するなかでは、ドル買いに力が入らず、押し戻されて終わった。

レジスタンスは、
148.65円(200時間移動平均)
146.94円(10/27)
148.41円(10/26)

サポートは、
145.10円(10/27)
144.62円(10/07)
144.38円(10/06)

 米国の景気減速がはっきりするほど、「FRBの利上げペースは緩やかになり、最終着地レートも低くなる。」株式市場にとっては「悪いニュースは、良いニュース」ということだ。

 ドル/円が円高に動いたのは、介入効果というよりも、「フェド・ピボット」期待で米長期金利が下落したことが理由である。1週間前、4.25%まで上昇して2008年7月以来の高水準を記録した米国の10年債利回りはこの日3.90%まで弱含んでいる。

 時期が来れば市場は自然に反転するのだ。あと数日待っていれば数兆円もの資金を投じて為替介入をする必要はなかったかもしれない。

 FRB(米連邦準備制度理事会)は来週「利上げペース減速を発表する。」マーケットはその期待で大いに盛り上がっている。しかし、今年9月に「2023年の利下げ」期待がFRBに手厳しく却下された経験を忘れていないだろうか。

 インフレを泳がせすぎて大失敗したFRBが、インフレが鎮静化する前にハト派に転向すると予想するのは先走りすぎているような気がする。物価高に対する不満で民主党のバイデン政権の支持率が下がっている。11月8日の中間選挙が危ういというのに、インフレとの闘いを休むような発言をパウエルFRB議長がするとは考えにくい。少なくとも、10月の雇用統計とCPI(消費者物価指数)の結果を見る前に判断はしないだろう。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

 ECB(欧州中央銀行)は10月の理事会において政策金利を0.75%利上げすることを決定した。政策金利(主要金利)は1.25%から2.00%、貸付金利(上限金利)1.50%から2.25%、そしてデポ金利(下限金利)は0.75%から1.20%へそれぞれ引き上げられた。

 またTLTRO(条件付き長期リファイナンスオペ)の残高約2兆ユーロ(約294兆円)について、融資の条件を引き締めた。TLTROは超低金利でユーロ圏の銀行に長期資金を貸し出す制度でコロナ禍に見舞われた欧州企業に対する融資拡大策として導入された。しかし、最近の急速な利上げで、銀行が同プログラムで借り入れた資金をECBの口座に滞留させるだけでリスクゼロの利益が得られることが問題になっていた。しかし、最近の急速な利上げで、銀行が同プログラムで借り入れた資金をECB(欧州中央銀行)の口座に滞留させるだけでリスクゼロの利益が得られることが問題になっていた。

主要指標 終値

出所:楽天証券作成