CPIショック再来に伴う金利上昇で米国株は急落
前週から戻り歩調をみせた米国株式は、13日に発表されたCPI(8月の消費者物価指数)の伸びが事前予想平均を上回ったことを嫌気して急落しました。図表1は、米国市場を代表する主要株価指数(S&P500種指数、NYダウ:ダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数)の年初来推移を示したものです。
6月下旬まで軟調だった株価指数はいったん底入れしましたが、FRB(米連邦準備制度理事会)高官によるタカ派発言やインフレ高止まり観測を受け、再び不安定な動きに転じています。
本稿では、今週市場が注目していたCPIやPPI(生産者物価指数)の8月分発表値の概略を解説する一方、消費者のインフレ期待が低下している状況、先物市場における政策金利見通しの状況に基づき、今後の金利動向や当面の株式市場動向を探っていきたいと思います。
筆者は、先行きに紆余(うよ)曲折があっても大勢として米国のインフレは来年に向け和らいでいくと考え、市場は直近の先物市場が想定する政策金利の上昇幅(年内に1.50%程度の追加利上げ)を徐々に織り込んでいると考えています。
すでに市場の焦点は来週20~21日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)に移りつつあります。追加利上げ決定を含めた「イベント通過」の安堵(あんど)感が広まり、FOMC後に債券市場金利(利回り)が安定化すれば、株式市場が落ち着きを取り戻す可能性があると見込んでいます。
<図表1>「CPIショック再来」で米国株は再び波乱相場






















































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