ドルコスト平均法ってなんだ!? 

毎月決まった「金額」でコツコツ金を買っていくと、金が値上がりしたときは、高い値段で金を買わなければいけないけれど、金が値下がりしたときは、安い値段で金を買付けることができるんです。
持っている金の価格だけを見ていると、金の価格が上昇するとうれしいかもしれないけれど、実はその期間は金の価格が高いから、いつもより少しの量しか金が買えない。
でも、金価格が下落すると、一瞬、不安な気分になるかもしれないけど、いつもより安いから、たくさんの金を買えていることになります。
ここまではOK?

OKです。同じ「金額」、つまり定額で積み立てるっていうのがポイントなんですね。
そうそう。さっきのグラフでも、価格が上下しているところを見たと思いますが、定額積立だと買付が「ドルコスト平均法」になるから、安くても高くても、心配しすぎたり喜びすぎたりしなくていいし、焦って売ったり買ったりしなくていいんです。ドンと構えて長く続けるのがコツ。
なるほど~。
欲子さんが今持っている7万円で金関連の銘柄を買うなら、純金積立、純金投資のスポット買い、純金関連の投資信託の積立などはどうですか? 金鉱脈や工業用金を扱っている企業の株など、産金株もあるんですが、7万円だと買える株は限られているので、投資信託か、金・プラチナの積立投資か、金関連のETF(上場投資信託)がいいと思うんだけど。

誕生日が近いから、何かキラキラしたものを買おうと思っていたのに。夢も希望もない…。

なにをおっしゃる(笑)。ブランドの指輪を買ったとしたら、経年劣化で価格は下がる一方だけど、純金積立だと、コツコツ増えて、最終的な価値も増える可能性が期待できるんですよ。夢と希望が詰まっているじゃないですか(笑)。金に限らず、投資は夢のカタマリです。

アンティークになるまで持ってたり、何かでバズって付加価値がついて価格が急騰する以外、アクセサリーは買ったときの価格より上がることはほとんどない。それに比べると価格が上がる可能性を期待できる分、夢も希望もあると言えます。
そうですね…。落とさない、失くさない、増えるかも、という実際の利益を追求したほうが、私には向いている気がします。
せっかくの7万円で、大きな夢を買ってください!