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個人投資家サーベイ:楽天DI:2009年2月
楽天証券経済研究所
個人投資家サーベイ 楽天DI
楽天証券では、口座をお持ちの方に毎月1回、日本株や為替の見通しについてアンケートを行い、その結果を楽天証券経済研究所が分析してレポート。月替わりで時事性のあるテーマについても調査…

個人投資家サーベイ:楽天DI:2009年2月

2009/2/25
楽天証券では、投資家の皆さまに投資動向のアンケートを定期的に実施し、個人投資家サーベイとして「楽天証券DI」を毎月第一金曜日に発表しております。DIとはDiffusion Indexの略で、個人投資家の現状認識がどちらの方向に向いているかを示す指数です。
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はじめに

今回で6回目の個人投資家サーベイ「楽天DI」となりましたが、お陰さまでアンケートへのご回答も着実に増える傾向にあり、あらためてご協力に感謝申し上げるしだいです。今回の基準日は2月23日なので3月期末と5月末へのイメージを、米銀やビッグスリーに対する危惧や、麻生政権への支持率低下が、より顕著になりながらの調査となりましたが、為替DIなどを中心にその影響を見てとれます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

楽天証券経済研究所 チーフストラテジスト 大島和隆

1.日経平均の見通し

個人投資家の見方「3月期末は引き続き弱気ながらも来期は徐々に回復か」

Q1: 2月23日と1カ月後の日経平均の見通し DI= △38.99
  (1月26日と1カ月後の日経平均の見通し DI= △40.02)
Q2: 2月23日と3カ月後の日経平均の見通し DI= △13.66
  (1月26日と3カ月後の日経平均の見通し DI= △20.15)

今回の基準日となった2009年2月23日の日経平均株価の終値は7,376.16円と前回調査時とより金額ベースでマイナス305円、変化率にしてマイナス3.98%となり、実はアンケート期間中に日経平均はバブル後の引値ベースの安値をザラバで更に割り込むという展開になりました。その意味においても、前回、今回共にDIがマイナス40前後というのは、なるほどなという結果に思われます。

引き続き3月期末に向かっては、まだ投資家心理は好転していないようです。ただ後述の為替見通しにおいて円に対する見通しが変化しており、それを受けてか 3か月先の見通しは前回よりも好転しています。期末を跨いで以降の見通しは、より需給も改善するという見方があるのかも知れません。もしくは、目先でドスンと行ったら、そこが底値になるという意味合いなのかも知れません。

しかしいずれにしても過去6回のアンケートの中で、DIがプラスになったのは一度だけというのは、市場の結果もさることながら、引き続き厳しい状態が続きそうだと感じずにはいられません。

2.為替相場の見通し

  ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円
2月23日 DI=+10.34 DI=△0.60 DI=39.17
1月26日 DI=△34.47 DI=△41.59 DI=△33.73

調査時点の円/ドルは93.35円、円/ユーロは120.96円と前回水準である円/ドル88.61円、円/ユーロ114.32円に比べるとかなり円安に振れているにもかかわらず、調査開始後初めて対ドルでDIがプラスになって更なる円安傾向を示し、対ユーロでも引き続きマイナスではありますが、過去最高になっています。このマイナス0.60のイメージは大体120円前後が現状では居心地の良い水準という見方が支配的だということです。一方、高金利通貨として人気の高かった豪ドルは更に値が下がりマイナス39.17。更なる円高を市場は見ているようです。

この調査の時点より現在(2月28日)の方が対ドルでは円安になっています。一時は98円台を突破しました。100円が近づきやや一服感ですが、DIの示唆した方向性と足元は一致した状況です。またこの結果が株の見通しなどにも反映しているように思われます。

3.今後注目する投資先

(複数回答)

  今回 前回
アメリカ 27.79% 36.41% △8.63%
EU諸国 15.65% 15.90% △0.25%
ブラジル 24.34% 22.74% 1.60%
ロシア 11.14% 10.91% 0.23%
インド 32.29% 32.72% △0.42%
中国 47.02% 39.09% 7.92%
中東・北アフリカ 6.17% 7.95% △1.78%
東南アジア 16.11% 16.73% △0.61%
中南米 6.56% 8.60% △2.03%
東欧 4.51% 4.34% 0.17%

特筆すべきは調査開始後初めてアメリカへの人気が下落したことです。当初20.09%で始り、前回36.41%に達するまで順調に人気を集めていましたが、今回大きくマイナスとなりました。オバマ期待も一服ということでしょうか?正に今の米国市場の動きそのものを象徴しているかのようです。一方で、中国が47.02%とアンケートにお答えいただいたほぼ半数の人に注目する投資先として考えていただいています。これも最近の上海市場の動きを如実に反映しているように思われます。一方、欧州やロシアに対しては引き続き人気が離散した状態が続いています。

4.今後注目する投資商品

(複数回答)

  今回 前回
国内株式 72.61% 76.43% △3.82%
外国株式 20.49% 23.38% △2.89%
投資信託 18.77% 16.91% 1.85%
ETF 18.70% 17.19% 1.51%
FX(外国為替証拠金取引) 25.33% 27.91% △2.58%
国内債券 6.23% 6.47% △0.24%
海外債券 8.69% 9.06% △0.37%
25.33% 23.11% 2.23%
原油 6.90% 7.02% △0.13%
商品 6.56% 5.08% 1.48%
REIT 6.10% 7.21% △1.11%

残念なことに国内株式の人気低下が続いています。絶対値としてはまだまだ72.61%と高いのですが、過去6回の調査の中では最低です。一方で地道に票を集め、4人に一人の割合で注目を集めているのが金です。現在25.33%。金価格の上昇を映していると思われますが、その割にはETFが伸び悩んでおり、 ETFが国内物と海外物に分かれていない設問のあり方が問題なのか、それ以外の投資方法、つまり金地金などに向かわれているのか、検討すべきと思っています。FXが2か月連続でポイントを失っています。為替のボラティリティの高さが問題なのかも知れませんが、動向は注視していきたいと思います。

「DI(Diffusion Index)」とは

景気判断に用いられる諸指標を選定し、現状認識がどちらの方向に向いているかを示す指数。『楽天DI』では、日銀短観と同じ計算方法を採用し、「(強気回答数-弱気回答数)÷全回答数×100」、「(円安回答数-円高回答数)÷全回答数×100」で算出いたします。

【各指標の見方は以下の通りです。】
日経平均 DIがプラス→強気、DIがマイナス→弱気
為替   DIがプラス→円安、DIがマイナス→円高
すべての回答が中立だった場合、DIは0となります。

本資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて楽天証券株式会社が作成・提供したものですが、情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。また、売買に関する勧誘を意図して作成したものではありません。投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。ストラテジストの見解や評価、予測は本資料作成時点での判断であり、予告なしに変更されることがあります。この資料の著作権は楽天証券に帰属しており、事前の承諾なく本資料の全部または一部を引用、複製、転送などにより使用することを禁じます。

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