1983(昭和58)年8月13日

金融機関が第二土曜日を休業に

  1983年8月13日は土曜日。この日から毎月第二土曜日は銀行や証券会社が休業になりました。

 金融機関は今でこそ完全週休二日制ですが、当時は月曜から金曜までフルに働き、土曜は「半ドン」といって午前中だけ勤務する形態でした。しかし、海外からの「働き過ぎ」批判の強まりを受け、官公庁が主導で土曜日の休日化が始まり、金融機関など民間企業も追随しました。この日から証券会社も第二土曜日は店を開けず、東京証券取引所の株取引も休みになりました。

 1986年には第三土曜日も休日に追加され、いわゆる「4週6休」に移行。1989年2月以降、金融機関は完全週休二日制になりました。

 最近はインターネットやATM(現金自動預払機器)を通じた出入金や振込手続きが普及し、銀行の有人窓口は利用者が減っています。このため、金融庁は5月、平日の休業を認めるよう関係法令を改正すると発表しています。

1983年8月13日の日経平均株価終値は

8,920円82銭

※1983年8月13日は土曜日のため、前営業日の終値。