2012(平成24)年7月3日

JAL系のジェットスター・ジャパン就航、格安航空時代が到来

 

 2012年7月3日、JAL(日本航空)系の格安航空会社ジェットスター・ジャパンの一番機が飛びたちました。拠点とする成田空港と札幌(新千歳)、福岡を結ぶ2路線で営業を開始しました。

 ジェットスターはその後、国際線も含めて路線網を急拡大。今では日本最大のLCC(格安航空会社)として、手軽な空の旅を提供しています。

 日本では、過当競争への懸念から国土交通省がLCCの認可に慎重な姿勢を貫いていました。しかし、欧米や東南アジア組の台頭や規制緩和を求める世論に押されて、ゴーサインを出した経緯があります。

 JALのライバルのANA(全日空)もLCCの子会社としてバニラエアとピーチアビエーションの2社を運営しています。LCCの参入による供給座席数の増加と大幅値引きのダブルパンチで既存航空会社の経営悪化が心配されましたが、実際にはJAL、ANAともに業績は好調です。規制緩和で市場全体が大きくなった理想的な事例と言えるでしょう。

 

2012年7月3日の日経平均株価終値は

9,066円59銭