iDeCoのデメリットは?はじめるときの注意点はあるの?
節税メリットが豊富なiDeCoですが、気をつけておきたいこともあります。
それは、60歳まで資金の引き出しができないということです。
iDeCoは、公的年金の加入を前提とした私的年金制度です。「結婚費用が必要だから」「住宅購入資金が必要だから」などの理由で国民年金や厚生年金を取り崩すことができないのと同じように、iDeCoも、加入者の個人的な事情で資金を引き出すことは認められていません。
iDeCoは、老後の所得保障を目的とした制度のため、手厚い税優遇を認める代わりに、流動性に制約が設けられているのです。「iDeCo=超長期運用」と割り切ったほうが、腰を据えて資産形成ができます。
公的年金に上乗せして老後に備えるiDeCoのような私的年金制度は、日本や欧米だけでなく、アジア各国でも類似の制度が導入されており、今やグローバルスタンダードになりつつあります。節税しながら効率的に運用ができるiDeCoで、スマートに将来のお金の備えをされてはいかがでしょうか。
まとめ
- iDeCoは、掛け金、運用方法、受け取り方など、柔軟に決められる
- 最大のメリットは、3段階にわたって受けられる節税効果
- 60歳までは原則引き出せない