今日の為替ウォーキング

今日の一言

十の力をもって一時間でできることは、五の力をもって二時間でできるとは限らない

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 今週前半のハイライトは、本日のRBA(豪準備銀行)の政策金利発表だ。

 今回は据え置きの予想だが、豪のファンダメンタルズは良好だ。国内景気は堅調で、2月の豪失業率は4.2%から4.0%に低下した。まだウクライナ戦争の影響による資源価格の高止まりは当面続くと考えられ、豪の交易条件(貿易での稼ぎやすさ)は上向いている。

 RBAは慎重姿勢を示しているが、利上げの条件は整いつつあり、早ければ6月の利上げをマーケットは予想している。利上げサイクルが始まった場合、政策金利は最終的に2.00%まで引き上げられる可能性がある。現在の政策金利は0.10%だから、利上げ余地は大いにある。「資源高」と「金利高」が継続すると考えるなら、豪ドル/円の上昇余地はまだありそうだ。

 中央銀行の政策関連では、今週はFOMC議事録(6日)、ECB議事録(7日)に注目。経済指標では、米3月非製造業ISM(5日)、ユーロ圏2月卸売物価指数、欧州3月サービス業PMI改定値(5日)。そしてカナダ3月雇用統計(8日)が重要。カナダ中銀は4月と6月に、連続で0.5ポイント利上げする予想。

今週の 重要経済指標

出所:楽天証券作成