今日の為替ウォーキング

今日の一言

すべて疑わしい場合には最初の意見を固守せよ

Sunday Bloody Sunday

 BLS(米労働省労働統計局)が4月1日に発表した3月雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)は43.1万人増えた。市場予想(+48.0万人)をやや下回ったが、前回2月が+64.5万人から+75.0万人に上方修正されたこともあり全体として良好な結果となった。多くの業種が雇用を拡大するなかで、特にレジャー・サービス業、小売業や製造業の雇用増が目立った。

 失業率は、前月の3.8%から3.6%へ低下。失業率はコロナ流行後の2020年4月に14.7%まで悪化したが、今や2019年9月に記録した過去最低水準の3.5%が目前に迫っている。

 平均労働賃金は、前月比+0.4%。過去1年では+5.6%も上昇している。一方で、平均週間労働時間は34.6時間と若干低下した。企業の労働力確保が順調に進んで超過勤務が減っていることを示している。

 3月の労働参加率は、62.3%から62.4%へ僅かに上昇したことは注目。大幅な物価高が続く不安と賃金上昇に惹かれて労働者が雇用市場に戻り始めているようだ。