ウクライナ危機でも、ドル/円が円高にならない理由とは？

今日のレンジ予測

［本日のドル/円］

↑上値メドは117.10円

↓下値メドは113.50円

[インフレ] 米国物価上昇は7.5％をピークに年末には1.25％まで下落の予想
[新型コロナ] ワクチン3回目接種完了-世界の人口の11％台にとどまる
[メキシコ] メキシコの雇用悪化は-政府のコロナ対策が乏しかったことが原因

　24日（水曜）のドル/円は「円安」。

　24時間のレンジは114.41円から115.70円。値幅は1.29円。 

　2022年の38営業日目は114.97円からスタート。115円を挟んだ動きを続けていたが、ロシアのウクライナ軍事侵攻のニュースが伝わって急落。東京時間夕方に安値114.41円まで売られた。しかしその後は反発の動きとなって、東京時間明け方には115.70円まで大きく戻した。終値は115.53円（前日比+0.50円）。

　プーチン・ロシア軍はウクライナに軍事侵攻を開始。欧州のエネルギーの安全保障は脅威にさらされ、ユーロ/ドルは大幅下落。しかし、意外にもドル/円の動きは限定的。有事のドル買い（円売り）とリスクオフの円買いが相殺して方向感がつかめない状況だった。

　海外時間は、ロシアに対する米欧の対応を確認するため様子見状態となったが、制裁内容が予想よりもソフトだったことで、ドル/円はNY時間に大きく買い戻された。アジア通貨では-地政学リスクの連想で台湾ドルが大幅安。

　レジスタンスは、115.87円（2/15高値）-116.00円。
サポートは、115.17円（200時間移動平均）、114.41円（2/24安値）、114.00円。

主要指標 終値