今週は、米国企業の決算発表に期待。日銀会合にも注目!

 週明け17日(月)は夜の米国市場が祝日で休場のため、日本市場は売買が低調になり、不安定な展開になるかもしれません。

 18日(火)には米国企業の2021年12月期決算発表が本格化します。

 18日(火)には金融大手のゴールドマン・サックス(GS)、19日(水)には原材料費や電力価格高騰が懸念される日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)やアルコア(AA)が決算発表します。

 昨年10月上旬に発表された2021年7-9月期決算では、FRBのテーパリング懸念で停滞していた米国株の雰囲気が、米国金融機関の好決算を受けてガラリと一変しました。

 FRBの金融引き締め策は今すぐそこにある危機ではなく、米国のインフレ率が低下すれば和らぐ可能性もある将来のリスクです。

 足元の企業業績の好調ぶりに目が向けば、市場心理が一気に好転する可能性もあります。

 今週発表の経済イベントでは、18日(火)に終了する日本銀行の金融政策決定会合が久々に注目を集めるかもしれません。欧米の中央銀行が一斉に金融引き締めに動く中、唯一、取り残されているのが日銀だからです。

 日本でも物価上昇の兆しがあるため、黒田東彦総裁がどういった金融政策のビジョンを示すかに関心が集まりそうです。

 19日(水)にはイギリス、21日(金)には日本の12月CPIも発表されます。

 先週13日(木)に、ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)が発表した2021年9-11月期の決算は、欧米の販売増がけん引し、好調でした。14日(金)の株価は、8%上昇しました。

 どんな悪い相場でも、業績がいい企業の株価は上昇するのが個別株投資の魅力。

 業績に比べて株価が割安で、高配当な大型優良株には比較的買いが集まるなど、2022年の人気株のトレンドは変わりつつあるようです。

 市場動向の変化に注目して有望な株を狙いましょう!