今日の為替トレッキング

今日の一言

全ての人間の心臓はいつか止まる。だから僕は時間を無駄にしたくない - アームストロング宇宙飛行士

Jailhouse Rock

 FOMC(米連邦公開市場委員会)は、11月の会合で量的緩和の規模を段階的に縮小することを決定し、米国債100億ドルと住宅ローン担保証券50億ドルで合計150億ドルの毎月減額を開始しました。量的緩和の終了から利上げへと、米国の金融政策は大きな転換期を迎えました。

 12月のFOMCでは、緩和縮小のペースを加速させることが主な決定事項となります。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は12月のFOMCで緩和縮小ペースの加速を議論すると述べています。

 ウォーラーFRB理事は、労働市場の急速な改善により、テーパリング(緩和縮小)を早め、早期の利上げを行うことを支持すると発言。クラリダFRB副議長も、テーパリング加速が適切だと述べています。クラリダ副議長の任期は1月末で終了しますが、FRBの政策運営において、依然影響力を持ち続けています。クラリダ副議長が自身の見解を示したあとは、必ずといっていいほどFOMC全体の政策ガイダンスが変更されています。したがって、今週のFOMCで緩和縮小の加速は、ほぼ決まったものと考えられています。マーケットは、緩和縮小額は毎月300億ドルに倍増されると予想。その場合、緩和縮小は2022年3月に完了することになります。