TOPIXも失速、株高への期待は残す
続いてTOPIX(東証株価指数)についても見ていきます。
■(図3)TOPIX(日足)とMACD(2021年12月10日取引終了時点)
TOPIXも日経平均と同様に、週末にかけて失速する展開となっており、75日移動平均線とのデッド・クロスを達成した25日移動平均線に上値が抑えられている格好となっています。
ローソク足の並びについても、8日(水)~10日(金)にかけて陰線が3本続いているため、失速感は日経平均よりも強いと言えます。
また、足元のTOPIXは「下降ウエッジ」を形成しようとしていることが分かります。下降ウエッジは上抜けすることが多いもちあいパターンとされていますが、そのためには、足元の株価が上昇し、上値ラインにタッチする必要があります。
TOPIXについても、週末に見せた失速が気になるものの、日経平均と同じように、株高への期待は残している形ではあります。