一歩進んで、目標リターンのイメージをつかみましょう

 いままでご紹介してきた通り、外国株式の期待リターンが約7%であることを考えると、「年率5%の運用」は、十分に実現可能性がある水準です。

 楽天証券の積立シミュレーションでは、「過去の運用成績がご指定の運用利率以上の投資信託はこちら」というボタンをクリックすると、直近1年間で指定のリターン率以上の成績をあげた商品の一覧が表示されます。目標とするリターン、さらにはリスク水準のおおよそのイメージをつかめて、商品銘柄選びの参考になりそうです。

「投資」や「資産運用」と聞くと、自分には縁遠いものと感じてしまい、重い腰が上がらないという人も多いでしょう。しかし、最初の一歩を踏み出せず、時間というせっかくの「武器」をみすみす手放してしまうのは、もったいないことです。

 少額でも、続けられる金額で「まずは始めてみる」こと。その後は、積立額を調整しない「ほったらかし」でも構わないので、時間を味方につけて「コツコツ継続する」こと。これこそが、20~30代の賢い資産運用戦略なのです。