今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは114.35

下値メドは113.05

天然ガスは今後も高止まり。ロシアの輸出能力はすでに限界


 25日(月曜)のドル/円はやや「円安」。高値113.92円、安値113.44円、1日の値幅0.48円。 

 先週104.70円まで上昇してほぼ4年ぶりの高値更新をしたあと、103円台までいったんセットバックしたドル/円。週明けは113.54円からスタート。オープンからほどなく113.44円まで下げましたが売りは限定的。欧州時間には回復して113.92円まで上昇しましたが、114円には届かず。113.97円近辺を走る200時間移動平均に上昇を止められた格好となりました。高値が114円に届かなかったのは10月14日以来。終値は113.72円(前日比+0.22円)

 25日のユーロ/円は、やや「ユーロ安」。高値132.60円、安値131.86円。 

 この日は132.10円からスタートして東京時間日中につけた132.60円が高値。しかし欧州時間からはユーロ/ドルと共に売り優勢となり132円を割ると131.86円まで下落。終値132.03円(前日比▲0.12円)。

 25日のユーロ/ドルは「ユーロ安」。高値1.1665ドル、安値1.1591ドル。 

 週明けは1.1635ドルからスタート。東京時間日中につけた1.1665ドルが高値。欧州時間に入ると1.1600ドルを割り1.1591ドルまで下落。その後の反発も弱く終値は1.1610ドル(前日比▲0.0034ドル)。

「ドイツの成長見通しは著しく弱まった。」ドイツ連銀が悲観的なレポートを発表したことがユーロ売りを促しました。ドイツの主要産業である自動車の生産は、世界的な半導体不足で設備稼働率が78%まで低下。自動車産業には、部品、素材、設備など数多くのメーカーの巨大な裾野が広がっているだけに、ダメージは単に自動車会社だけにとどまらず、ドイツ経済全体に及びます。

 その一方で、欧州でもインフレが急上昇。これまで日銀と一緒にマイナス金利政策を続けてきたECB(欧州中央銀行)ですが、マーケットはついに「2022年11月利上げ」を織り込み始めました。今週はECB理事会が開催されます。ラガルドECB総裁は、マーケットの利上げ期待をいかに鎮めるのか注目です。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
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主要指標 終値

出所:楽天証券作成