「原油高」は続く!?すなわち、身近な品目高も続く!?

 原油は「経済の血液」と言われることがあります。先ほどの図に示したとおり、エネルギー(電力を含む)は、川上から川下まで、どの段階でも使われているためです。目下、進行している原油高が、さらに進行すれば、全体的なコスト高につながり、私たちに身近な品目の上昇が継続する可能性があると、筆者は考えています。

図:足元の原油相場の反発要因

出所:筆者作成

「脱炭素」は、世界的な、不可逆的(後戻りしない)ブームです。この「脱炭素」は、これまでの数カ月間、上昇要因として作用し、そして今後しばらく、原油相場をさらに上昇させる要因になると、みています。

図:NY原油価格日足 単位:ドル/バレル

出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成

 10月15日(金)に行ったオンラインセミナー(後半部分)で、詳細を述べておりますので、ぜひ、ご覧ください。CFDオンラインセミナー(2021年10月15日開催)

 原油相場の上昇が、足元のさまざまな品目の値上げに関わり(悲しい=ぴえん)、そして今後もしばらく、高止まりか値上げが続く(さらに悲しい=ぱおん)、可能性があります。家計の最適化のためにも目先、しばらく、コモディティ市場に注目することが、有用だと考えます。

[参考]コモディティ関連の具体的な投資商品例

投資信託

eMAXISプラスコモディティインデックス

SMTAMコモディティ・オープン

iシェアーズコモディティインデックスファンド

ダイワ/「RICI(R)」コモディティ・ファンド

DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Aコース(為替ヘッジあり)

DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Bコース(為替ヘッジなし)

外国株

iPathピュア・ベータ・ブロード・コモディティ(BCM)

インベスコDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド(DBC)

iPathブルームバーグ・コモディティ指数トータルリターンETN(DJP)

iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト(GSG)

[参考]貴金属関連の具体的な投資商品例

 楽天証券の純金積立「金・プラチナ取引」はこちらからご参照ください。

純金積立

金(プラチナ、銀もあり)

国内ETF/ETN

1326 SPDRゴールド・シェア
1328 金価格連動型上場投資信託
1540 純金上場信託(現物国内保管型)
2036 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ダブル・ブルETN
2037 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ベアETN

海外ETF

GLDM SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
IAU iシェアーズ・ゴールド・トラスト
GDX ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF

投資信託

ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
三菱UFJ純金ファンド

外国株

ABX Barrick Gold:バリック・ゴールド
AU AngloGold:アングロゴールド・アシャンティ
AEM Agnico Eagle Mines:アグニコ・イーグル・マインズ
FNV フランコ・ネバダ
GFI Gold Fields:ゴールド・フィールズ

国内商品先物

金・金ミニ・金スポット・白金・白金ミニ・白金スポット・銀・パラジウム

海外商品先物

金、ミニ金、マイクロ金(銀、ミニ銀もあり)

商品CFD(金・銀)