今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは110.30

下値メドは109.45

バイデン大統領と習氏が7カ月ぶりに直接協議。「コロナ起源調査」話し合う


 10日(金曜)のドル/円は109円台後半でウロウロ。 高値109.99円、安値109.69円、1日の値幅は0.30円。 

 週後半に比較的大きく円高に動いたドル/円は、この日は109.70円からスタート。安値は東京時間朝の109.69円で全く下がらず、109.50円前後にある押し目買いゾーンの厚さを確認すると、東京時間夕方までかけて109.99円まで上昇。しかし100円は僅かに届かず。終値は109.91円(前日比+0.17円)

 米大手新聞が、FOMC(米連邦公開市場委員会)の緩和縮小発表は「11月まで延期」と報じたことや、米中首脳直接会談の再開などの株式市場の好材料にも反応は鈍く、ダウ平均株価は5営業日続落。一方、米長期金利は再び1.3%台。マーケットはリスクオンとリスクオフのどちらの材料でトレードするか決めかねているようで、ドル/円もレンジ取引で終わりました。


 10日のユーロ/円は横ばい。高値130.28円、安値129.69円。 

 この日は東京午前に129.69円まで下げてユーロ安続行と見せかけて反発、欧州時間朝に130円を抜いて130.28円まで上昇。しかし130円台は相変わらず重く終値は129.81円(前日比+0.07円)

 10日のユーロ/ドルは1.18ドル台で横ばい。高値1.1851ドル、安値1.1809ドル。 

 欧州時間朝につけた1.1851ドルがこの日の高値。その後下げに転じてNY時間夕方に1.1809ドル。終値は1.1811ドル(前日比▲0.0012ドル)。

ユーロ/ドルは8月に1.1664ドルまで下落して年初来安値をつけました。しかしその後は順調に回復して今月は一時8月初めの水準1.19ドル台戻しました。そこから先に進めず足踏み状態。

 先週のECB(欧州中央銀行)会合は、緩和縮小の道筋に関してどちらかといえば「強気」という評価でしたが、ユーロを一段上に押し上げる助けにはなりませんでした。マーケットは今月末のドイツ総選挙に強い関心を持っています。メルケル与党の敗北は確実といわれています。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成
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主要指標 終値

出所:楽天証券作成