海外資金を受け止める銘柄と中間高配当銘柄に注目
日本株の修正高を演出するのはやはり外国人投資家でしょう。外国人投資家が買うから上がる、外国人投資家が買わなければ目立って上昇しないのが日本株です。
彼らの投資資金は欧米株堅調によって膨れ上がっていると見られ、欧米株に比べると割安な日本株への買い余力は充分でしょう。
大きな資金を受け止めるものとしてまず、「時価総額上位銘柄」に目を向けることになります。時価総額上位の銘柄は流動性が高く、大きな資金が向かう銘柄になりやすいのです。
とくに足元で目立った株価上昇を示している銘柄には一段高期待が生じてくるかもしれません。時価総額が大きい銘柄のボラティリティ(変動率)が限られるというわけではありません。
海外資金を受け止める時価総額上位銘柄
コード | 銘柄名 | 株価(円) | |||
---|---|---|---|---|---|
6861 | キーエンス | 73,060 | |||
9432 | NTT | 3,243 | |||
6098 | リクルートホールディングス | 6,870 | |||
6367 | ダイキン工業 | 29,360 | |||
4519 | 中外製薬 | 4,327 | |||
※株価データは2021年9月8日終値ベース。 |
キーエンス(6861・東証1部)
時価総額第2位/16兆8,400億円(2021年9月6日時点)。
FAセンサーなど検出・計測制御機器大手企業です。日本を代表する優良企業です。
・3カ月日足チャート
NTT(9432・東証1部)
時価総額第4位/12兆5,600億円(同)。
NTTグループの持株会社でドコモが主力です。固定電話では独占企業です。
・3カ月日足チャート
リクルートホールディングス(6098・東証1部)
時価総額第5位/11兆2,300億円(同)。
人材サービス国内最大手企業です。求人情報検索エンジン「インディード」の成長が株価ドライバーです。
・3カ月日足チャート
ダイキン工業(6367・東証1部)
時価総額第7位/8兆5,200億円(同)。
エアコン世界首位級企業です。国内は業務用では断トツの存在です。
・3カ月日足チャート
中外製薬(4519・東証1部)
時価総額第14位/7兆4,700億円(同)。
スイス・ロシュグループ傘下の医薬品大手企業です。抗体カクテル療法「ロナプリーブ」が注目されています。