今日の為替トレッキング
今日の一言
人生には、表面的にはトラブルに見えても、実際はとてつもない恩恵である場合が多くある
Day After Day
6日の豪ドル/円は、81円台後半で横ばい。高値81.83円、安値81.55円。
豪ドル/円は、東京時間午後に81.55円まで下げたあと、欧州時間朝に81.83円まで反発。終値は81.70円(前日比▲0.02円)。
豪ドル/円は先週金曜日の雇用統計に82.03円まで上昇しました。82円台は7月15日以来。しかし、ここまで来る途中に、8月20日には年初来安値の77.89円まで下げています。最近の豪ドル再評価の理由は何か?
今日はRBAの政策金利発表があります。予想は0.1%に据え置きで、RBAは「利上げは2024年以降」との見通しを示しています。2023年から利上げ開始予定のFRB(米連邦準備制度理事会)より1年遅れることになるので、金利差の魅力が薄れたことが豪ドル離れの理由のひとつでした。しかし、米雇用統計の結果が悪かったことで、FRBの利上げ時期が不透明になってきた。
豪経済にとっては、最大貿易相手国の中国の景気後退が懸念材料。国内ではコロナ変異株の感染拡大が止まらず、シドニーでは9月末までのロックダウンの期間延長を決定。各地で政府のコロナ対策のまずさに抗議するデモが起きていて、モリソン豪首相の支持率が下がっています。
RBAは今回の会合で債券購入を減額する考えを示していますが、この状況でどのような判断を下すのか。米国の金融政策も注目。FRBが緩和縮小の発表タイミングを遅らせるという予想が広がれば、相対的に豪ドルの価値が高まります。