2020(令和2)年8月20日

将棋の藤井聡太八段が史上最年少のタイトル二冠

 2020(令和2)年8月20日、藤井聡太棋士が将棋の8大タイトル戦の一つ・王位戦を4連勝で奪取し、史上最年少の18歳1カ月で棋聖と王位の二冠に輝きました。同時に史上最速で八段への昇段も決めました。

 愛知県瀬戸市出身の藤井棋士は、5歳のときに将棋を覚え、小学校4年生でプロ棋士の養成機関・奨励会に入会。2016年に加藤一二三氏の最年少プロ入り記録を破り、14歳2カ月でプロ棋士として認められる四段に昇段しました。

 デビュー後の2017年6月26日には公式戦史上最多の29連勝を達成。2020年7月16日にはプロ棋士最強との呼び声も高い渡辺明現名人(当時は棋聖、棋王、王将の三冠)を破って棋聖のタイトルを獲得するなど、これまでも数々の「史上最年少」記録を打ち立ててきました。

 王位戦獲得による二冠達成は、羽生善治九段の記録を28年ぶりに塗り替える最年少での達成となり、八段昇段も加藤一二三九段の記録を62年ぶりに塗り替える大記録。新型コロナウイルス感染症のまん延で暗いニュースの多かった中での快挙でした。AI(人工知能)を使った将棋の研究にも精通する藤井聡太二冠の、新たな最年少記録更新や今後の快進撃が楽しみです。

2020(令和2)年8月20日の日経平均終値は

22,880円62銭