債券の金利が明確に上昇してきた

 経済ニュースなどで最近、よく話題に上るのが「金利上昇」です。確かに、米国の10年国債の金利は、コロナ・ショック時の2020年3月には0.5%ほどでしたが、現在は1.6%ほどまで上昇しています。

 米国ほど日本の金利は明確な上昇となってはいませんが、それでもゼロ%近辺に貼り付いていた日本の10年物国債の金利も、2月末には0.17%まで上昇、その後はやや反転するも0.1%近辺で推移しています。

 そして金利が明確に上昇してくると気になるのが、金利と株価の関係です。投資の教科書でも証券会社のサイトでもみな同様に、金利が上昇すると株価は下落する、と書かれていますから、心配になる方も多いのではないでしょうか。