緊急事態宣言解除を想定し「外食株」の業績回復が期待されている
その中で注目されることがあります。一つは首都圏1都3県の緊急事態宣言です。延長されたものの、感染拡大が続いているわけではありません。
日々の新規感染者数は低位を維持しており、2月17日からはコロナワクチンの先行接種も始まっています。目立った副反応も報告されていないことから、ワクチンへの信頼度は高いものと思われ、今回の延長で「打ち止め感」が出る可能性があります。
そうなると、緊急事態宣言下で営業時間短縮が続いていた「外食株」への期待が高まります。外食株の動き、とくに夜間の売り上げが大きな割合を占める銘柄のここまでの動きを確認しておきましょう。
コロワイド(7616・東証1部)
居酒屋「手作り居酒屋 甘太郎」などを展開。傘下に「アトム(7412・東証2部)」や「牛角」、「かっぱ寿司」、「大戸屋」の運営会社を擁しています。
・6カ月日足チャート
鳥貴族ホールディングス(3193・東証1部)
焼き鳥店「鳥貴族」の単一ブランドで東名阪を中心に展開しています。
・6カ月日足チャート
串カツ田中ホールディングス(3547・東証1部)
「串カツ田中」を直営とFCで関東中心に展開しています。
・6カ月日足チャート
ハブ(3030・東証1部)
首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開しています。
・6カ月日足チャート
足元の上昇はグロース株を上回るほどです。株価の動きからは緊急事態宣言解除に向けて業績回復が期待されていると見ることができます。