日経平均3万円超え、年初予想より7カ月も早く大台に

 2月15日の日経平均株価終値は、前週末比564円高の3万84円でした。3万円の大台に乗せ、30年半ぶりの高値を更新しました。

 私が昨年末に出した予想では、日経平均は9月に3万円に到達するはずでした。それより7カ月も早く、目標に到達してしまいました。下がる時も想定外、上がる時も想定外に大きな動きをする「暴れ馬」日経平均の本領発揮というところでしょうか。

 私は、平成の構造改革を経て、日本企業は財務良好・収益基盤は堅固になったと判断しています。にもかかわらず、日本株は、配当利回りや買収価値から見て、割安に据え置かれていると考えています。日経平均インデックスファンドや、配当利回り4%を超える大型バリュー株に、コツコツと時間分散して投資していくことが、長期の資産形成に寄与すると思います。

 日経平均は、過去にそうであったように、これからも大荒れが予想されます。大荒れの中で上昇していく資産に投資する場合、威力を発揮するのが、「積立投資」です。いろいろ迷って投資に踏み切れない方には、積立投資が適していると考えます。