荒れる日経平均、NYダウより値動きが荒い

 日経平均は、昨年3月に一時1万6,358円まで下がりました。ところが、その直後から急反発し、ついに3万円を超えました。日経平均インデックスファンドに積立投資をしている人には、落ち着かない日々が続いているかもしれません。

 私は、日本株は今も割安で、積立で投資を続けることで、中長期で資産形成に寄与する資産と考えています。

 ただ、非常に値動きが荒く、投資タイミングをはかるのが難しいアセット(投資対象)です。アベノミクスがスタートした2013年以降の日経平均とNYダウ平均株価の値動きを比較したグラフをご覧ください。

日経平均とNYダウの値動き比較:2012年末~2021年2月15日

注:2012年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 日経平均がNYダウより値動きが荒いことが、わかります。日経平均は、アベノミクスが始まった2013年を起点としてNYダウと比較すると、NYダウを上回る上昇率となっています。ところが、下げ局面(上のグラフで青矢印をつけた所)だけ見ると、日経平均はNYダウより大きく下落していることがわかります。

 日経平均は、上げる時も下げる時も、NYダウより値動きが大きく、それだけに、いつ買ったら良いのか、タイミング判断がむずかしいと思います。