今週は、幻のSQ値を突破できるかどうかが注目でしたが、前場にあっさり突破
今週は、上述したように「幻のSQ」を早い段階で突破できるかどうかが注目となります。これまで、2月は「節分天井 彼岸底」と言って要注意の月としていましたが、米株式をみる限り大きな調整はないかもしれません。1月25日(月)の週の1,000円超の下げがスピード調整で終わるかもしれません。この幻のSQをキッカケに高値圏での一服は考えられるところです。テクニカル面では、騰落レシオが12日(金)時点では120と高止まりをしており、25日移動平均乖離(かいり)率も3%を上回る高値警戒感を示してします。
しかし、安心感が出てくるところが、過去の経験則ではリスクが出てくるところでもありますので注意が必要です。世界的な「カネ余り」の動きを見てみると、前回のゲームストップの急騰に続いて、今度は「ビットコイン」の急騰が出てきました。世界の商品市場はマネーゲームとなっています。大豆、トウモロコシといった穀物価格の上昇も目立ちます。こうした投機的な動きをFRB(米連邦準備制度理事会)や米政府が黙って見ているとは思えません。何らかの規制に動けば、最高値更新を続ける3指標に影響が出ることになります。投資を控えてもうけ損なったといっても大損することにはなりませんので高値圏では注意が必要と思われます。