※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「[動画で解説]利回り4~5%:高配当バリュー株の強気継続く」
配当利回りの高いバリュー株が買われ始めている
1月に入ってから、大型・高配当利回り株のパフォーマンスが良くなってきています。
1月の大型・高配当利回り株の株価上昇率、日経平均の上昇率と比較:1月18日まで
コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
1月の 株価 上昇率 |
---|---|---|---|
8306 | 三菱UFJ FG | 5.1% | 7.7% |
8591 | オリックス | 4.3% | 10.6% |
8058 | 三菱商事 | 5.0% | 4.8% |
5020 | ENEOS HD | 5.3% | 12.8% |
7751 | キヤノン | 3.7% | 10.3% |
日経平均株価 | 1.6% | 2.9% | |
出所:楽天証券経済研究所が作成。配当利回りの根拠は下記の表 |
配当利回りの根拠
コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
1株当たり 配当金 |
18日 株価 |
---|---|---|---|---|
8306 | 三菱UFJ FG | 5.1% | 25 | 491.2 |
8591 | オリックス | 4.3% | 76 | 1,752.5 |
8058 | 三菱商事 | 5.0% | 134 | 2,662.0 |
5020 | ENEOS HD | 5.3% | 22 | 417.9 |
7751 | キヤノン | 3.7% | 80 | 2,182.0 |
注:配当利回りは1株当たり配当金を1月18日終値で割って算出。1株当たり配当金は会社予想ベース。キヤノンは2020年12月期、他は2021年3月期 |
大型高配当利回り株のパフォーマンスが良いのは、昨年のパフォーマンスがきわめて不振だったので、その反動の側面もあります。
ただ、それだけではないと思います。経済環境の変化も、高配当バリュー株に追い風になりつつあります。私は、今年前半はグロース株よりバリュー株の方が好パフォーマンスになると予想しています。
その背景について、今日と明日、2回に分けて解説します。