3. オフィス空室率に対してJ-REITは大きく先行する
J-REITで指数ウェイトが最も高いオフィス・セクターの出遅れが顕著です。3月19日以降では+31%しか反発していません。
図表3のとおりオフィス空室率が急上昇していますが、コロナ禍で景気が悪化したことに加え、テレワークをはじめとした働き方改革の広がりを受けて解約が増えているようであり、中長期的なオフィス需給に対する不安が広がっています。
働き方改革の行く末は予想が難しいですが、リーマンショック後のJ-REITと空室率の関係を見る限り、J-REITはかなり先行して動いていたようです。
ホテル・セクターなどが顕著に回復していることから、今回も過去同様に大きく先行するようであれば、2021年は見直し買いが入るのではないかと考えます。
[図表3] J-REITと東京都心5区の平均空室率の推移
上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。
記載されている個別の銘柄については、参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。
<関連銘柄>
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(証券コード:1343)
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