8:香港株のリバウンドが起こる

「国家安全法の施行など政治情勢の混乱もあって、香港株は米国株や日本株、また中国本土の上海株と比べても、大幅に軟調な展開になっており、ファンダメンタルズの側面では割安感が出ています。そのため、今後は株価が反発上昇に転じる可能性もあると考えています。香港市場の個別株を精査する時間がないので、楽天ポイントで香港株に連動した投資信託を購入しています」(まつのすけさん)

2021年は株への投資が報われる年!世界のパワーバランスの変化に注目!

「2020年は株式市場が大きく変動したこともあり、稼げるチャンスが満載でした。そのため、いつになく場中も株価動向をチェックしました」と語るまつのすけさん。個別株では、3月のコロナショックでJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)の大半が崩壊したとき、コロナウイルスの影響が小さいと思われる住宅REITを底値買いしてリバウンド上昇で大きなリターンを得ることに成功した。

「2021年も紆余(うよ)曲折を経て経済成長は続いていくと考えているので、株価は上昇していく可能性が高いでしょう。なんだかんだ、上下の変動があるものの、株式に投資していれば報われる時期が続くと考えています」(まつのすけさん)。

 ただし、2020年代に本格的に突入する来年は、これまでの10年とこれからの10年における世界のパワーバランスが変化する年になる可能性があると、まつのすけさんは感じている。「これからの10年で世界における日本のプレゼンスが低下した場合、日本の株式市場にも悪影響が出る可能性があります。下げ相場突入ということになれば、今後は銘柄の取捨選択やトレーディング・スキルなどが資産運用では重要になってくるでしょう」(まつのすけさん)。おおむね順調、でも、備えあれば憂いなし、といったところか。

まつのすけさんのプロフィール

 経済、IPO(新規公開株)、キャッシュレス決済、クレジットカードなどについて発信する人気ブログ「The Goal」を運営。東証1部昇格狙いといったイベント投資やIPO株が上場したあとのセカンダリー投資を駆使して億り人になった。トウシルで「楽天ポイ活でポイント投資!」を連載するなど、ポイント投資も積極的に行っている。ツイッターアカウント まつのすけ @matsunosuke_jp

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