4:一時的に日経平均やS&P500などが15~20%の下落
「どんな上昇トレンドでも15~20%程度の下落はあるものです。2020年11月以降、絶好調が続いている国内外の株式市場ですが、2021年のどこかで一時的に息切れする場面があると思います。株価が一時的に調整局面に入ったら、信用取引のつなぎ売りを使ったヘッジや、一時的な保有ポジションの売却などが選択肢になります。ただし、先物や保有株を売ったあとにさらに上昇が続いてしまって、骨折り損&機会損失となるリスクもあるので、慎重に対応します」(まつのすけさん)
5:ANAやJALなど空運株、JR東日本やJR東海など鉄道株が大きくリバウンド
「コロナウイルスのワクチンが国内に普及すれば、これまでコロナによる業績悪化や資金繰り難を解消するための増資によって株価が低迷していた空運株、鉄道株の株価が反転リバウンドに転じるでしょう。ワクチン普及の動向を注視しながら、ANAやJALなど空運株、JR東日本やJR東海といった鉄道株のロング(買い)を検討したいと思っています」(まつのすけさん)
6:日産自動車が大きくリバウンド
「問題続きで株価が300円台まで大きく下落していた日産自動車が11月に入って500円台まで反転上昇しました。私は株価が400円割れしていた時に購入して530円台でいったん売却しました。今後、リバウンド上昇がさらに本格化するようなら、再度の購入を検討しています」(まつのすけさん)
7:東芝が東証一部に復帰して株価上昇
「東芝は2017年に一連の粉飾会計問題によって債務超過に陥り、同年8月に東証1部から2部に降格となりました。しかし、そろそろ時節的に東証1部への復帰が見込まれそうです。同社は半導体部門の売却などリストラを進めて業績も復調傾向でしたが、コロナの影響を受けた前2020年3月期は再び最終赤字に転落。今期も減収・減営業益の予想ですが、東証1部に昇格すると、「投資対象は東証一部上場銘柄のみ」というルールの投資家や、2部降格で離れていた機関投資家の買いで再び株価が上昇する可能性に期待が持てます」(まつのすけさん)