全体相場の活況も10倍高を後押しする
最後にもうひとつ重要な要素を示します。それはここで例として挙げた銘柄は、この10年間に株価10倍を達成しているということです。
10年前というと…2010年ですが、2008年9月に発生した「リーマンショック」からの本格的な景気回復が見られ始めた時です。しかし、日経平均株価は8,000~1万円台を往来していました。2012年末に第二次安倍政権が樹立されるまで、日本の政治も混乱し、外国人投資家からの評価が低かった時期でもあります。
その後の急反転、全体的な株高の時に、10倍高達成株が多く出現しています。株高に進む時は投資家からの資金が多く流れ込んでいる時と考えてよく、その時に評価を受けた銘柄が(結果的に)「10倍高」となった格好です。
現在は、コロナウイルス感染拡大は収束していないものの、日米欧の中央銀行による大規模金融緩和が継続され、コロナワクチンがもうすぐ完成するとされるタイミング。もしかすると、東京市場もこれまで以上に注目される可能性があるかもしれません。
ここでは将来「10倍高株」となるかもしれない銘柄をピックアップします。