5:プレミアグループ(7199・東証1部)

事業内容は?

中古車オートクレジット(分割支払いでの販売)とワランティ(修理保証)を主力に、中古車販売代理店経由で消費者に両サービスを提供。

「同社は創業以来、売上高の2ケタ成長が続いています。営業所の全国への拡大と、営業人員の増加による代理店開拓、既存代理店の掘り起こしにより、当面は順調な成長を維持できると考えています。既存事業に加え、自動車整備や自動車部品のリサイクル事業などの中古車関連の周辺領域に事業拡大を進めている点も注目しています。なお同社の場合、オートクレジット、ワランティともに、利益を繰り延べ計上するストック型の収益構造となっており、コロナ禍の悪影響も分散できている点が魅力です。IR(投資家向け広報)も充実しており、四半期ごとに決算説明資料が公開されるので、足元の業績動向は随時確認していくといいと思います」(弐億貯男さん)

6:明豊ファシリティワークス(1717・東証1部)

事業内容は?

オフィスや公共施設の移転、新設工事における発注者支援を手掛ける。

「一般的な企業はオフィスビルの移転などのプロジェクトを業者に丸投げするため費用が膨らみがちですが、同社が発注企業に成り代わって工程管理を手掛けることで、作業工程や費用を『見える化』するのが特徴的です。この見える化で手数料を支払ったとしても、総工費を下げられるというビジネスモデルとなっており、過去に取引した企業や地方自治体からのリピートオーダーが半数以上を占めているという顧客満足度の高い企業です。ただコロナ禍で取引先の企業活動の停滞が長引いた場合、オフィスの新設、移転、改装などの案件が減少するといった影響はありそうです」(弐億貯男さん)

7:バリューデザイン(3960・東証マザーズ)

事業内容は?

プリペイドカードシステムを提供する。

「スマホ決済ではなく物理的なプリペイドカードが同社のメイン。ですが、同社のプリペイドカードを採用するキャッシュレス関連企業は順調に拡大しています。そのおかげで取り扱い高も増え、直近では同社のプリペイドカードにデジタルギフトの機能を追加するなど、付加価値の向上にも努めています。売上高は2021年6月期見通しで26億円となっていますが、中期経営計画では2025年6月期に売上高100億円を目指していることを表明。キャッシュレス化の恩恵を受ける企業でもあるので、当面は順調な事業環境が続くと考えています」(弐億貯男さん)