本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.36円
↓下値メドは102.81円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
今夜ドル/円102円台なら、
年初来安値更新も?
5日(木曜)のドル/円は大きく「円高」に動きました。今年の3月以来8カ月ぶりとなる103円台に入ると、一気に103.44円まで下落。終値は103.53円。
米大統領選挙でトランプ氏の優勢が伝わった時にドルショートの解消が起きましたが、ここにきてバイデン氏勝利がほぼ確定的となり、再び「リスクオンのドル売り」が急ピッチで構築されています。今はまだ強い方向性が出たとはいえませんが、ドル/円の重要なサポートレベルが破られたことで、さらに下落(円高)余地がありそう。ドル/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
今夜は10月の米雇用統計が発表されます。NFP(非農業部門雇用者数)の事前予想は+60.0万人(前回+66.1万人)。ただ、今週発表された民間機関の雇用統計であるADPの10月が、予想+65万人に対して+36.5万人とかなり伸び悩んだので、注意する必要があります。今夜の雇用統計のポイントは、11月米雇用統計詳細レポート「感染拡大、対策不在、 雇用が危ない!?コロナと雇用の負のスパイラルが加速!」をご覧ください。
雇用市場をとりまく環境は以前に増して悪化しています。米国の新型コロナ経済対策の多くは期限を迎え、個人向けの直接給付も1回限りの措置で既に終了しています。失業保険追加給付もすでに期限切れ。トランプ大統領は追加給付を決めましたが、プロセスに時間がかかりまだ再開されていないのが現状。
それでも、大統領選の最終結果が判明するまで米国の政治は動こうとしないでしょう。バイデン氏は今週末にも勝利宣言を行う予定ですが、トランプ氏は裁最高裁まで争うと宣言しています。たとえバイデン大統領に決まったとしても、米議会は下院民主党、上院共和党のねじれ議会になる可能性が高く、景気対策がスピーディに決まる期待は小さい。その間にも雇用市場のダメージが広がっていくことが心配されます。
[動画で解説]大統領選後は円高がくる!? 今夜の米雇用統計に注目!もあわせてご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
5日のドル/円のNY市場終値は103.53円
前営業日の終値比▲0.98円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
数えきれないほど悔しい思いをしてきたけれど、その度にお袋の「我慢しなさい」って言葉を思い浮かべて、なんとか笑ってきたんです - 手塚治虫
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
NYのコロナ後の職場復帰率はたった10% LAの32%に比べ低いまま
アストロゼネカ、米国でのワクチン臨床試験を再開
ドル:
FOMC(米連邦公開市場委員会)、12月に新フォワードガイダンスの発表へ 0
クラリダFRB(米連邦準備制度理事会)副議長「一段の金融、財政刺激策が必要」
ブレイナード理事「FRBは緩和政策をコミット」
ユーロ:
ラガルド総裁「ECB(欧州中央銀行)はユーロを政策目標としていない」
欧州PMI、11月はさらに悪化のおそれ 10月分は移動制限の影響が含まれず
ポンド:
英旅行会社の苦境続く 年末休暇旅行の半分がキャンセルに
円:
西村経済再生相、年始休みを「1月11日まで延長することを提言
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)総裁「経済再開の中での利下げは効果的」
トルコリラ:
米国がトルコに制裁発動か トルコのロシア製ミサイル試射で
原油先物:
プーチン大統領、OPEC+(石油輸出国機構+)の1月からの減産緩和、延期を支持
その他:
タイムズスクエアの新年カウントダウン、今年はバーチャルで開催
ホノルルマラソン2020、12月の開催を断念
スペインの工場から約5万リットルのワイン流出「まるで血の海」