今月の質問「米大統領選後はどうなる!?」

楽天証券経済研究所 根岸 美知代

 このアンケートが行われたのは、米大統領選挙直前の10月26~28日でした。今回の選挙は、歴史的な大混戦となり、11月5日になっても、まだ勝者が決まっていません。

【今月の質問1】 米国株を買ったことはありますか?

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 最近、米国株投資を始める方が増えています。数年前までは、日本株しか買ったことがない方がほとんどでしたが、今回のアンケートでは38.76%もの方が米国株を買ったことがあると回答しており、様変わりです。1株から購入できる手軽さ、世界の成長企業に投資できるメリットから、投資を始める方が増えています。

米国株のメリットや魅力

【今月の質問2】 米国株は、11月3日に行われる米国大統領選挙後に、どうなると思いますか? もっともイメージに近いものを1つだけ選んでください。

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

「トランプ再選で上昇」が約40%、「バイデン当選で上昇」が約20%でした。合わせると「上昇」予想が60%でした。米国株の先行きを強くみている方が多いことがわかります。

 一方、「トランプ再選で下落」は約6%、「バイデン当選で下落」は約21%でした。合わせると、「下落」予想が27%でした。

 この回答から「トランプ氏が再選したほうが株式市場にとって好ましい」と考えている方が多いことがわかります。

【今月の質問3】 米国と中国の対立は、米国大統領選挙の結果が出た後に、どうなると思いますか? もっともイメージに近いものを1つだけ選んでください。

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

「バイデン当選で対立がやや緩和」が約34%、「トランプ再選で対立が激化」が約33%でした。「トランプ再選なら対立激化、バイデン当選ならやや緩和」と考えている方が多いことがわかりました。ただし、「トランプ再選で対立がやや緩和」の回答も約12%、「バイデン当選で対立が激化」の回答も約7%ありました。少数意見ですが、そうならないとも限りません。今後の成り行きをじっくり見守りたいと思います。

【今月の質問4】 今、買いたい米国株の銘柄名をひとつだけ教えてください。

ベスト10の発表です。

出所:楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成

 昨年、2019年の10月に同じ質問をしています。

 その時と比較すると、1位が入れ替わり、ベスト10に入っていなかったハイテク、新型コロナウイルス関連銘柄も入ってきています。これからの投資判断のご参考になればと思います。

 今回もたくさんのご意見をいただきまして、ありがとうございます。