ポイント選びはグループ会社を活用!

 カンタンで効果的なポイントの貯め方は、「同一グループでポイントを貯める」。これでどんどん貯まります。楽天、Tポイント、ポンタ、WAONなどのグループです。

 例えば、楽天グループなら、楽天カード決済(2倍)で、楽天市場で買い物(1倍)、カードの引き落としを楽天銀行(1倍)にすると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)が適用され、使ったサービス分のポイントアップが受けられます(2倍+1倍+1倍でポイントは4倍もらえる、など。2019年7月現在。条件は変わることがあります)。

――どんなグループがいいですか?

 ポイント発行元のグループの中に、「毎日使うサービスがいろいろある」と使いやすいので貯まりやすいです。例えば、楽天なら、銀行と証券、さらに携帯電話と幅広いですね。

 一方で、鉄道系や航空系も強い。と言うのも、鉄道や航空は企業の参入ハードルが高く、ライバルが少ない上に、使う人数が多い、と好条件が3拍子揃っているからです。

――注意点は?

楽天PointClubのアプリでで楽天ポイントを確認

 初心者は1枚でOKです。使うカードは、なるべく1枚に集約すると、どんどんポイントが貯まります。自分でよく利用するサービスで出しているカードなら、貯まったポイントをサクッと使えるので、さらにお得です。

 あとアプリを使うといいですよ。

 ポイントの管理が一目で分かるので、失効もしづらくなります。「もっと貯めよう」という意欲もアップ! さらに「貯まったから使おう」とモチベーションが湧いてきます。

ポイント達人もやっている!「ポイント投資」

――「ポイント投資」はどうでしょうか。

 ポイント投資は(1)ポイントをそのまま運用する「ポイント運用」、(2)ポイントを証券会社で投資する「ポイント投資」の2パターンあります。

お試しで気軽な「ポイントで運用」

――証券会社の口座が不要な「ポイントで運用」はどうでしょうか。

 口座が不要なのは、本当に楽ですよね、ポイントだけで運用できるので、とても気軽に始められます。心理的なハードルが低いですね。

 楽天の「楽天Point Club」では、積極的な“アクティブ”か、保守的な“バランス”の2択。手数料も無料です。

ポイント運用は非課税!そのお得度、超ド級!

――ポイントは税金がかからないと思うのですが、まさか運用益も?

 ポイント運用は、「ポイント」で引き出すので、利益が出ても非課税です。例えば、投資信託を現金で決済すれば、値上がり益に対して約20%の税金がかかります。

 ポイント運用なら非課税なので、“税金分がまるまるお得になっている”と考えていいでしょう。

投資の王道、積立投資もできる! 

――達人は、どのように投資されているのですか?

 私は楽天証券の口座を開いて、「ポイント投資」をしています。

 楽天証券なら、100ポイントから投資できるので、「100ポイント貯まったら投資」というスタンスです。最初に仕組みを作って手間はかけず、いちいち考えずに、“機械的に投資”しています。

 “機械的に投資”するのには訳があって、「もっと待つべき?」とか悩むと、なかなか投資できなくなるからです。

 私は「ポイント使う派」なので、「投資信託を買う」形でポイントを使います。そうすれば失効の心配もなくなり、一度に投資しないので、投資の王道の “時間の分散”ができます。