今週の指標:NYダウ平均株価

 トランプ大統領のコロナ感染への影響に注目しつつも、追加の経済政策の行方に絡む展開が想定されます。

 ペロシ下院議長が航空業界への支援での合意を示唆したことで、与野党が追加経済対策への何らかの合意に達する期待が高まり、株価上昇材料となる可能性があります。当初は、バイデン氏の勝利は同氏の掲げている増税や規制強化が金融市場にとってマイナスと考えられていましたが、関税の撤廃やインフラの加速が相殺するとの見方が強まりつつあります。つまり米大統領選の結果にかかわらず、金融、財政、新型コロナワクチン開発によって経済が正常化に近づくという見方が強まれば、NYダウは再び上昇することになります。つまり9月16日の2万8,364ドルを終値で上に抜けた場合です。