短期取引に挑むならチャートを読めることが大事

──今は売買差益を狙うスタイルとのことですが、やはり大型株がメインなのですか。

 当然、米国株は大型銘柄が多くなります。でも、日本株は中小型株メインです。

 中小型株のほうが値動きが激しいので、チャンスが多いんです。マザーズなど新興市場の銘柄もよく買います。

──バリュー投資か、グロース投資かといったらどちらですか。

 僕の場合はグロース投資です。

 バリュー投資は、株価が割安なときに買って適正な価格に戻るのを待つという方法ですが、なかなか株価が戻らないということもよくあるわけで、結果的に長く保有することが多くなります。

 僕は待つのが苦手というか、すぐに結果を求めたいタイプなので、それがどうも性に合わないんです。

──では、短期取引が多いのですか。

 はい、会社勤めなのでデイトレードは無理ですが、買ってから1週間、長くても1、2カ月で売ることが多いですね。いわゆるスイングトレードに近いと思います。

──そのやり方だと専門知識が必要ですし、情報収集も大変ではないですか。

 そうですね、企業の業績や財務を読むファンダメンタル分析はもとより、過去の値動きから将来の値を予測するテクニカル分析の知識も必要になります。

──チャートも読めなければならない、ということでしょうか。

 はい。昔はチャートなんて面倒くさい、読めなくても困りはしないだろうと思っていたんですが、違いました。

 もちろん、配当金や株主優待狙い、あるいは中長期投資の場合は、チャートが読めなくても問題ないと思います。でも、短期取引では必要なものだと思っています。

 いずれはデイトレードやスイングトレードにも挑戦したいと考えている人は、今のうちから学んでおくべきだと思います。

──なるほど。中編では、買い時さんがどのような方法で投資を勉強したかについてお伺いします。

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