プロローグ:我々がしっかりとしないといけない!
新型コロナウイルスが世界経済を混乱に陥れています。
GDP成長率
世界の政府はこの事態にどう対応しているのでしょうか。
米国では2.2兆ドルの景気刺激策が発表されました。欧州では復興基金の設立が決まり、EU(欧州連合)共同債が発行されることになりました。
つまり危機に直面して、各国政府はやれることをやっているのです。
次に実業界を見ると新型コロナのもたらす景気の先行きの不透明感に反応するカタチで、企業は「守りの経営」に入っています。
このことは国民生活が雇用の不安、賃金の停滞などのリスクにさらされていることを示唆すると思います。
政府や企業も頑張っているけれど、彼らにできることには限度があります。我々も生活防衛のために動き出す必要があるのです。
実は新しい世界的な潮流はもう始まっています。それは投資ブームということです。
米国ではスマホでカンタンに株式の売買ができるアプリが大流行していますし、同様のブームはお隣の韓国でも起こっています。
今回の個人投資家のブームは(自分がしっかりしなければ……)という経済の現状に対する現実的な状況判断がもたらしたものであり、チャラチャラした過去のブームとは一線を画しています。その分、長く続く可能性があると言えるでしょう。