米国高配当株3:ウエスタン・ユニオン(WU)

 国際送金サービス事業を行っている企業で、時価総額約1兆円の規模を誇ります。

事業の注目ポイント

 世界200カ国以上の国々で利用されています。日本ではセブン銀行やファミリーマートのファミポートなどから、ウエスタン・ユニオンのシステムを使って国際送金が可能です。また、アプリでも国際送金サービスを提供し、海外で働く出稼ぎ労働者の間で広く使われています。

株式の注目ポイント

 配当は、リーマン・ショック時にも無配にしておらず、2010年から連続増配中です。2020年6月、同社によるマネーグラム・インターナショナル買収の記事(ブルームバーグ)が出ましたが、仮にそれが実現したとすると、コスト削減効果などでさらに株価が上昇すると期待されます。

業績動向

 2020年8月4日開示の2020年第2四半期決算は売り上げ・EPS(1株あたり利益)は市場予想を上回りましたが、投資家の期待に届かなかったため、決算後、株価は下落しました。しかし、営業利益は近年安定して推移しており、第3四半期決算では売り上げ・EPSともにさらに拡大することが予想されます。

注意点

 注意点は、デジタル通貨など新しい海外送金の台頭と、国際的な送金手数料の引き下げという事業環境の変化です。

 デジタル通貨は、安全性・信用度の点から、普及にはもう少し時間がかかりそうですが、送金手数料の引き下げは既に起きています。今後は、買収などで事業規模を大きくしていく企業が生き残ると思われ、業界再編の動きには注視が必要です。

株価動向、配当利回り

 この銘柄の権利落ち日は、9月15日です(配当:0.875ドル)。

 配当利回りは3.66%(2020年8月25日時点)。株価は23.90ドルで2,557円から購入できます(1USD=107円で計算)。2017年からの最高値は28.30ドル、最安値は16.55ドルです(終値ベース)。