本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは106.41

下値メドは105.47

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

Walk This Way

 8月7日にBLS(米国労働統計局)が発表した7月の雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)は176.3万人増加し、失業率は10.2%に低下していました。来週には最新の統計が発表されるわけですが、新型コロナ感染第2波で失業が増えている一方で、米労働市場は回復しているという報告も出ています。

 もっとも、米国の雇用の実情をより正確に把握するには、BLS発表の雇用統計よりも、「失業保険申請件数」を見た方がよいのかもしれません。なぜかというと、雇用統計は企業がアンケートに回答する形式ですが、失業保険は職を失った人々が直接申請した件数だからです。お金(給付)がかかっているので真剣さが違うのです。

 FOMC(米連邦公開市場委員会)が今、最も懸念していることのひとつは米経済回復の鈍さが雇用回復の遅れにつながるのではないかということ。今週27日(木曜)の日本時間午後10時10分からパウエルFRB議長がジャクソンホールでスピーチをする40分前に新規失業保険申請件数が発表されます。こちらも注目したいです。

 ドル/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

24日のドル/円のNY市場終値は105.99円

 前営業日の終値比+0.16円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

成功した人間とは、一つの道を選び、そこから離れなかった者だ。- カーネギー

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    フランスで感染拡大  パリが再ロックダウンの可能性
    コロナ対策、究極的には公衆衛生と経済配慮のバランス

ドル:
    分散投資は効果なし? 金利が低すぎて、もはや株式の調整役を果たせない
    FRB(米連邦準備制度理事会)は新型コロナ倒産を懸念。仕事がなくなれば失業率は下がらない
    FRB「インフレの兆候見られない」
    ウィリアムズNY連銀総裁「私は楽観的だが、これから先につらい日が待ち構えている」

米大統領選:
    景気刺激策に民主党が反対を続けるほど、大統領選挙でトランプ氏が有利に

ユーロ:
    ECB(欧州中央銀行)の政策選択肢にYCC(イールド・カーブ・コントロール)はない。PEPPがより効果的との結論

ポンド:
    BOE(イングランド銀行)「休業手当終了後に大量の失業が発生する恐れがある」

NZD:
    RBNZ(NZ準備銀行)「NZ高は輸出業者の収益を圧迫してきた」

トルコリラ:
    実質金利「マイナス」の状況でリラ安定は不可能

スイスフラン:
    米国がスイスを「為替操作国」に認定か

原油先物:
    IEA(国際エネルギー機関)、来年の石油需要見通しを下方修正。新型コロナで航空機燃料が大幅減

その他:
    トランプ大統領、TikTok米事業を90日以内に売却するよう命令
    10月に電撃「米朝首脳会談」? ボルトン氏が予想
    ヒューストンの中国総領事館は「スパイの巣窟」 ポンペオ氏

主要指標終値

出所:楽天証券が作成