今週の指標:NYダウ平均株価
今週は、2万8,000ドル水準を上値にもみ合う展開となりそうです。2万8,000ドルを超えていくには、追加救済策が期待されていますが、トランプ大統領が一方的に大統領令で署名した救済策は共和党、民主党の溝が埋まらず、9月以降に持ち越される可能性が高まりました。
新型コロナウイルスも感染の収束は見られず、経済回復の後退が懸念されます。ただし、FRB(米連邦準備制度理事会)は当面大規模な金融緩和を継続する見通しですので、相場の下支え要因になります。
米中対立の激化懸念は、先週に入ってこれまでにない量の米農産物を購入した中国には、さらなる対立を激化させる意図はないとの見方が出ています。