転職 Hack1 転職エージェントの求人をチェックする!

 転職先を探す際、ハローワークなど無料の職業紹介などではなく、転職エージェントに登録して探すほうが、効率も求人先の信頼性もアップします。

「転職エージェントを通して求人を出している企業であれば、エージェントにフィーを支払うだけの採用予算を組んでいるので、中長期的な戦略に即した採用を行っていると判断できます。また、転職エージェントだと職務経歴書の添削や面接トレーニングなども行ってくれるため、的確に自分アピールする方法を学ぶことができることもメリットです」(藤井氏)

転職 Hack2 職務経歴書をパワーアップさせる!

 新型コロナウイルス感染症の影響で、採用ステップに変化が見えてきた、と藤井氏はいいます。

「傾向として、オンライン面接が主流であること、面接回数が減っていることが挙げられます。つまり、面接回数を減らしたいため、書類審査の時点でスペックがマッチしているかどうかが、今までより厳しい目で精査されます。職務経歴書の時点で自分を明確にプロモーションできるかどうかがカギ。社内でしか通用しない用語や略称を連ねた、知らない人に伝わりにくい職務経歴書では見切られてしまう可能性があります。シンプルにわかりやすく書くことを心がけ、自分だけではなく転職エージェントなど第三者のチェックで、内容を精査するといいでしょう」(藤井氏)

転職 Hack3 20代以外は同職種  or  同業界転職が安全

「求人募集が増えていると感じるのはIT系の企業です。この業界はもともと中間管理職やマネージャー職が不足しているので、十分なスキルや実績がある方にはチャンスといえるかもしれません。未経験の若手を採って育成したいという意識が高い企業もあります。しかしその場合のニーズは、若手=20代で、成長ポテンシャルを感じさせる、優秀な人材に限られます。30代以上の方にとって、未経験の業界や業種への応募は狭き門。また、採用されたとしても年収が下がるケースも。正社員の採用に慎重で、契約社員からスタートという企業もあります。また、人手不足を理由に未経験の採用に踏み切る業種は、もともと年収が低めの傾向にあります。年収アップを狙った転職を検討するのならば、同職種のほうが無難でしょう」(藤井氏)