2020年上半期、「勝ち組」&「負け組」通貨ペア

2020年上半期 ベスト&ワースト 通貨ペア(対円ベース)

※2020年1月2日(始値)と6月30日(終値)のデータをもとに楽天証券作成

 2020年上半期、最もパフォーマンスが悪かった「負け組」通貨ペアは「南アランド/円」。メキシコペソ(▲18.35%)、トルコリラ(▲13.79%)も同様で、日本人投資家が愛する「スワップ御三家」は全滅。

 新型コロナウイルスによる世界同時不況が、景気動向に敏感な新興国のダメージとなりました。今はコロナ感染が欧州から新興国へと広がり、経済がさらに悪化する懸念が高まっています。

2020年上半期 ベスト&ワースト 通貨ペア(対ドルベース)

※2020年1月2日(始値)と6月30日(終値)のデータをもとに楽天証券作成

 最もパフォーマンスが良かった通貨ペアは「ドル/カナダ」。反対の見方をすると、それだけカナダがドルに対して弱くなりました。資源通貨であるカナダドルは、今年前半、原油価格の大幅下落の影響を受けました。

 最もパフォーマンスが悪かったのは「ポンド/ドル」(▲6.42%)。対ドル全体では、ポンドが最大の「負け組」に。ブレグジットにまつわる英国とEU(欧州連合)の貿易交渉が難航していること、英国のコロナ・ショック後の経済再開が欧州と比べて大幅に遅れていることなどがポンド安の要因です。

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この通貨を買ってはいけない!2020年上半期「負け組」ランキングの1位はどれ?(2020年7月8日)