本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.26円
↓下値メドは104.07円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
下がるか、それとも小休止か
ドル/円は4日続落で「ドル安・円高」相場が継続中。この日(28日)の高値は105.68円まで。海外時間には105円を破って104.95円まで下げる場面もありましたが、終値は105.09円を回復。とはいっても、売り方止めという雰状況ではなく、反発も鈍い。
警戒感が強まるマーケットで、本日(日本時間明日未明)は、7月最後の大イベント、FOMC(米連邦公開市場委員会)が政策金利を発表します。その後にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見も行われます。今のマーケットのテーマは「Go To トラベル」、ではもちろんなくて、「ドル安」と「ゴールド高」。この2つを抱えて今夜のFOMCに突入するわけです。
今回の会合でFOMCは政策変更なしの予想ですが、新型コロナウイルス第2波のためにフロリダ州やテキサス州の経済活動が停滞しているため、パウエルFRB議長の経済見通しは前回よりも「後退」することになるでしょう。
FOMCは、FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標レンジを、2年後の2022年末までゼロ付近で維持するとの見通しをすでに示しています。その意味では、FOMCが今回、低金利維持に対するコミットメントを強調することは驚きではありません。ところが今回が先月までと違っていることは、米国経済のアンダーパフォーマンスのサイクルとタイミングが一致してしまっていること。これがマーケットにドル売りの口実を与えているのです。
米国では、コロナ感染第2波で経済再開が遅れるなかで米中関係が悪化。失業特別給付金の終了期限が近づいていることで、下半期の経済を不安視する向きも多い。さらに大統領選挙も不透明感。
一方、モタモタしていたユーロは欧州復興基金の成立を機に生まれ変わった。FOMCの政策は変わらないが、米経済の優位性は次々と失われているのです。これがドル安に加速させる可能性を高めています。
欧州と米国の景気センチメント指数は2018年1月以来最も大きく差が広がっています。当時のユーロ/ドルは1.25ドル台までユーロ高・ドル安でした。ユーロ/ドルはまだ上昇余地があるといえます。
7月のドルは主要通貨に「全敗」。ドル安のサインはすでにでていた? 今日の注目グラフをご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
28日のドル/円のNY市場終値は105.09円
前営業日の終値比▲0.29円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
あなたのインスピレーションやイマジネーションを抑えてはならない。模範の奴隷になるなーゴッホ
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
ロサンゼルスがロックダウン寸前の状況に
シカゴ、再ロックダウンを発令か
ドル:
米議会、8月10日から夏休み。休暇明けは大統領選挙一色に
トランプ氏の選対本部長が降格
ディズニー、Facebookの広告費を削減
ヘルスケアを中心に米企業の倒産件数が上昇中
ユーロ:
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「パンデミック緊急購入プログラムの枠を使い切る」
レーンECB理事「ユーロ圏が回復したかどうかわかるのは1年後」
ポンド:
政府の行き過ぎた自粛要請に国民が委縮。経済の出遅れ目立つ
新型コロナウイルスの休業補償は10月末で終了へ
円:
日本政府、アベノマスクを今後さらに8,000万枚追加配布へ 発注済
原油先物:
米国の原油生産はピークを終えた可能性。現在より増える見込みない
トルコリラ:
トルコリラ:トルコ中銀、預金準備率300bp引き上げ
南アランド:
新型コロナで労働市場が危機 75%が雇用減り、60%が収入減る
その他:
大統領選出馬のラップ歌手のカニエ・ウエスト、長くとりとめのない演説を披露
英国のパブが存続危機。立ち飲み禁止とソーシャルディスタンス
数年以内に再生エネルギーの貯蔵コストはガスよりも安くなるとの予測
ポリ袋はエコ!ポリ袋はリユース率が高い。レジ袋として使用した後ゴミ袋に利用