世界景気回復が、2022年まで後ずれするリスクに注意
新型コロナの克服時期がいつになるかによって、世界景気回復のタイミングも変わります。21年中にワクチンが利用可能とならなければ、21年の景気回復は困難です。ワクチン開発が遅れ、景気回復も22年まで後ずれするリスクを考えておく必要があります。
世界的な景気後退が2021年まで続くと、航空産業や観光産業、外食産業などで破綻が増え、失業率も世界中で大きく跳ね上がるリスクがあります。そうなると、日経平均は、一時的に2万円を割れる可能性があります。つまり、今の日本株には、大きなチャンスもあるが、リスクもあると考えるべきです。
ただ、それでも、2022年にワクチンが利用可能になり、世界景気が回復に向かうならば、2021年末には、日経平均は2万4,000円まで戻ると考えられます。
私は、日本株は割安で、長期的に買い場を迎えていると考えています。短期的に急落急騰を繰り返すリスクをうまくコントロールしながら、割安な日本株に投資していくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えています。