ワクチン開発グループの見込み
アストラゼネカ/オックスフォード大学
アストラゼネカ/オックスフォード大学のワクチンは9月から量産に入る見込みです。米国政府は5月に、アストラゼネカに対して12億ドルを支払う代わりに、3億ドース(1.5億人分)のワクチンの提供を受ける契約を交わしました。アストラゼネカは2020年中に10億ドースのワクチンを製造する計画です。
ファイザー/バイオンテック
ファイザー/バイオンテックは英国政府に対し2020年と2021年の間に3,000万ドース(1,500万人分)のワクチンを提供する契約を交わしました。その対価は明らかにされていません。
ファイザー/バイオンテックのワクチンは、10月にFDA(米国食品医薬品局)の審査を受けることを望んでいます。
ファイザー/バイオンテックのワクチンを投与された被験者はT細胞ができましたが、その度合いは被験者によって、ばらつきがありました。
ノヴァヴァックス/エマージェント
ノヴァヴァックス/エマージェントは7月に「ワープスピード計画」への採用が決まり米国政府から16億ドルを獲得しました。これは同社にとっては大金です。同社のワクチンは前評判が高いものの、第1相臨床試験のデータはいまだ公表されていないので、本当に良いワクチンかどうかはそれを見て判断したいところです。