本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは107.91

下値メドは105.85

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

ドル/円しか見ていない、
それが「負け組」

 楽天証券が実施した相場アンケートによると、半数を超える約54%の個人投資家が、7月の豪ドル/円は「71.50円から77.00円のレンジ」にとどまると考えているようです。一方で「77円台を超える豪ドル高/円安」を予想している方はわずか17%しかいません。「71.50円を下回る豪ドル安/円高」は29%で、豪ドル安予想は豪ドル高予想よりも多いのです。

 豪ドル/円に対する大方の相場観は「レンジ、もしくは豪ドル安」。7月21日終値時点の豪ドル/円は76.08円で、投資家予想のレンジ内にまだおさまっていますが、向かっている先は、予想とは逆に「豪ドル高/円安」方向です。

 豪ドル/円の勢いが強まるきっかけとなったのは、昨日行われたRBA(豪準備銀行)のロウ総裁のスピーチでした。ロウ総裁は、豪経済や雇用市場に強気の見通しを示したうえで、これ以上の利下げや緩和政策は当面不要であると述べました。

 これを聞いたマーケットが豪ドルに好感を抱いたことはもちろんですが、米国で新型コロナ感染拡大が止まらないことも理由にあります。フロリダでは新規入院者が過去最最多を記録。「3月に比べたら、たいしたことはない」といわれていましたが、ここにきてさすがにマズいと警戒モードが上がるなか、ドル以外へ資産分散の意味でも豪ドルに期待が集まっています。

 もちろん、豪のメルボルンがロックダウンされるなど、コロナ第2波は米国だけの問題ではありません。ただ、豪の主要輸出先である中国の経済が急回復していることが、ある種のショックアブソーバーとなっているようです。

 勢い強まってきた豪ドル/円、そして欧州復興基金で評価高まるユーロ/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

21日のドル/円のNY市場終値は106.81円

 前営業日の終値比▲0.47円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。

今日の格言:

困難の中に、機会がある - アインシュタイン

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    新型コロナ死亡率、60歳以下は低く1.08%。39歳以下は0.75% 
    ロックダウン解除後に元通りの消費生活に戻ると考えている人は10%程度

ドル:
    テスラ株の保有者;過去6週間で倍に
    トランプ大統領、「香港自治法案」に署名 貿易上の優遇廃止へ
    ブレイナードFRB理事「米経済は下振れリスク」
    バイデン氏、トランプ大統領に2桁のリード。支持率は「インフレ気味」との声も

ユーロ:
    バイトマンECB(欧州中央銀行)理事「ECBは出口戦略の方向を見失ってはいけない」
    デギンドスECB副総裁「経済防衛の柱は財政政策と政府改革」

ポンド:
    秋になるまで海外旅行しない81%  最新世論調査
    ブレグジットで英国不要論、EU(欧州連合)企業がサプライチェーンから英国を除外

中国人民元:
    中国の新排ガス規制、世界で最も厳しく CO2排出を現在の半分に

南アランド: 
    公営電力会社エスコム、13年間も改革を放置したまま

カナダドル:
    マックレムBoC(カナダ中央銀行)総裁「政策金利は長期間にわたり非常に低いままだろう」

その他:
    WHO(世界保健機関)のテドロス氏が中国の名門大でスピーチ  米国は中国寄りと非難
    ボツワナのゾウが原因不明の大量死 新型コロナとの憶測も
    香港で令状なしに家宅捜索可能に
    ポリ袋はエコ! ポリ袋の製造に必要な水の量は、紙袋の25分の1

主要指標終値

出所:楽天証券が作成