本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは107.92円
↓下値メドは106.00円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
経済V字回復は、ない
米国の経済はスイッチオンとオフを目まぐるしく繰り返しています。先月末にFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、米国経済は予想以上のスピードでコロナ禍から立ち直りつつあるとの見解を示しました。6月の強い雇用統計もそれを裏付けました。
ところが、たった半月で中央銀行の見解は180度変わりました。経済に明るさが出てきた矢先に、米国に感染第2波が大規模襲来したからです。全米の人口の40%が移動制限を求められている状態で、経済再開の遅れは避けられません。最近のスピーチでは、全米各地の連銀総裁が揃って米国の景気回復は短命に終わる可能性があると警告を発しています。
ブレイナードFRB理事は、さらに一歩踏み込んで、FRBはYCC(イールドカーブ・コントロール)導入の必要性があると示唆しています。米経済の下振れリスクを考えると、長短金利の目標値を追加することで、フォワードガイダンスの信頼性を強化することができると述べました。YCC導入はドルにとっても下振れ要因となります。
ドル/円の動きが鈍いなかで、マーケットはユーロに注目。週末のEU首脳会談の期待からユーロは堅調に上昇しています。今日はECB(欧州中央銀行)会合が予定されています。
ユーロ/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
15日のドル/円のNY市場終値は106.94円
前営業日の終値比▲0.30円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
世界ではなく、自分自身を征服せよ デカルト
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
米国のコロナ感染死者数 第1次世界大戦における同国の死者数を超える
フィンランド政府、中国製マスクは「すべて不良品」
ドル:
バイデン氏、メディア露出を極力控えトランプ氏のミスをじっと待つ戦略
米国人の消費、ほぼ元に戻る
ボスティック連銀総裁「一段の追加緩和が必要になっても驚かない」
クリーブランド連銀「ゼロ金利でも国民にインフレ期待は上昇していない」
ユーロ:
欧州復興基金が来週末に合意失敗なら、ドイツ・メルケル首相の政治的敗北
ECBとドイツ憲法裁判所の量的緩和めぐる対立は解消
ポンド:
人の移動量、欧州に比べ英国の出遅れ目立つ
円:
日本政府、入国制限を緩和。海外から日本の空港に到着の20人が感染
豪ドル:
日本の機関投資家、豪ドル債を大量に購入
中国人民元:
中国消費傾向がステイホームで変化。より高品質の製品を求めるように
メキシコ:
メキシコ中央銀行、8月に50bp 再利下げか
その他:
米国でマスク着用が定着しているのは、東海岸の一部と民主党支持者
ブルックス・ブラザーズ破綻。在宅勤務の広がりでスーツ需要減る
サンフランシスコの一般的な賃貸物件の賃料は44万円以上
ボルヴィックが2020年内で出荷終了へ 国内販売の数量伸びず